Archive for 4月, 2012

遅い春

スタジオに戻って、撮った中国の写真をHDに移し替える合間に近くの公園にでかけた。東京はすでに葉桜だが、ここでは桜はこれからだ。この公園から見る谷川岳は今のこの時期絶景だ。毎年ここで桜を見るのだが、やはりこの場所を知ってい […]

中国-19

長いようであっという間の中国ロケだった。かつて中国を訪れたとき、この国で仕事をするのは大変だナーと思って今もその気持ちは変わらないが、それでも中国の人々の気持ちに余裕が出来てきたせいか、今回は気持ちよく仕事が出来た。やは […]

中国-18

田んぼで観察していると、トキは赤い物を引っ張り出して食べていた。長いから恐らくミミズだろう。農薬を使用しないからこそ田んぼには、こうした小動物が居るのだ。ここでも農民達の協力があってこそ、トキが復活したというわけだ。中国 […]

中国-17

今回の取材は中国のトキの研究者と共に行った。幾らサギなみにトキが居るからと言って、繁殖中に影響を与えるのは勿論禁句だ。注意深く行うのは勿論である。農家の庭先の撮影にしても部屋の中から行い、親鳥を驚かせないようにしたのは勿 […]

中国-16

そんなわけで朱鷺が極々身近な鳥がだと言うことが、解っていただけたと思う。しかし中国の朱鷺も農家の方の協力が有ってこそ、ここまでたどり着いたんだと思う。一度壊してしまった物を戻すには多大な尽力と、経費が掛かるのだ。田んぼの […]

中国ー15

朱鷺色って言われてもピンとこないだろう。淡い気品のある、ピンク色なのだ。江戸時代には東京近郊にも生息していたわけだから、そんな昔の話ではないのだ。それがあっという間に居なくなって今や大騒ぎ。まあいつもこの国のやり方はこう […]

中国ー14

西安に戻って、そこから車で5時間ほどのある村に入域することができた。この地方は外国人未開放なので、それなりの手続きが必要なのだ。それゆえその手続きのために、先に山に入っていたわけだ。のっけから朱鷺とご対面だ。村人たちはな […]

中国ー13

キンシコウがかっこいいからと言って、サルだけに構っているわけにはいかない。もう1つの目的である朱鷺の入域許可の日が近づいた。山らら5時間あまりかかって下山だ。途中古城の町で1泊した。日本ならさしずめ京都とか水郷といった感 […]

中国−12

毎日毎日撮りまくりでHDは、ほぼ半分以上になってしまった。昔だったらFILM200本の世界だろう。毎日山に通ってくると私を認識してくれたのか今日は寄れた。私がじっとしていたら至近の距離まで来てくれた.そんな動画を載せてお […]

中国−11

昨日寒いなあと思ったら、やはり山の上の方は雪になった。この寒さの中でサルを負わなければならない。ここは標高2700mあるのだ。シャングリラを超えればチベットになのだ。そこはそこでまた楽園なわけで、楽園だらけで困ってしまう […]

中国−10

朝あまり天気が良くなくて小雨混じりだ。今日も群れを探せるだろうか?それでもなんとか群れと一番近づけた時の距離は15m。あまり人間のことは警戒していないらしい。黙々と新芽を摘み取って食べている。しかし食べながら群れは移動し […]

中国ー9

山で出会った群れの総数は約80頭。大きそうな群れのリーダとも言えるオス猿を中心とした群れでメスもかなり立派だ。そんな中で一頭の子供を連れたメスざるを見つけた。子供は6ヶ月くらいだ。こんなに小さくてもまだ6ヶ月なんだろうか […]

中国−8

キンシコウは孫悟空のモデルになった猿である。漢字で書く猿はmaccaueのことを指し、中国ではこの文字ではなく、けものへんに候の片側の字を当てる。日本のパソコンの辞書には無いのであえて猿と書く。その身のこなしは素早く、ニ […]

中国−7

待ち続けた甲斐があるってもんだ。ファインダーの中にあるのは間違いなく、今回の目的だったキンシコウだ。しかも中国にいいる3亜種のうちでも,最も気品溢れるキンシコウ(Rhinopithecus bieti)なのだ。やはり犬も […]

中国−6

口がでかいのは写真家の常だが、しかしそこは言ったらちゃんと撮影してくる私なのだ。森の奥にかすかに動くものを双眼鏡で見つけた。狙っていた種だ。とうとう巡り会えた。果たして更に近づけるのだろうか?今回長玉(800mm)は持っ […]

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