北海道ロケーその2

銀泉台ーその5
林道にはにはとうとう雪が降り始めた。まさかこんなに時間が掛かるとは、、、まあ紅葉規制があったから仕方なかったが上川の役場に行くより、道道道路事務所に直接行った方が話は早かったかもしれない。夏タイヤで来たからまさか雪が来るまで居なければならないとは考えても居なかった。晴れ間を見つけてトラップをかける。ムクゲネズミは北海道唯一の固有種だから、なんとしても撮影したいのだが、、、。雷鳥が出たり、エゾシカがカメラの前には出てくるがなかなか撮影できないで、藪に消えてしまう。
 

銀泉台ーその6
ムクゲネズミとタイリクヤチネズミの外観上の区別は非常につきにくい。鳴き声とかで判定し,後は頭骨で歯を観察するしかないのだ。今までにもタイリクヤチは見ているのだが、これと決定的に思える結果が出ていないので、本当のところはなんとも言いようがないのが現実だ。捕れているかもしれないし、そうではないかもしれない。そんな訳で雪もすでに相当だし場所変えすることにしてみた。同じ大雪山系だが少し下がってみる。相変わらず朝の雲海は素晴らしい。

ハツカネズミ
ご存知実験動物のハツカネズミは野生のハツカネズミを品種改良したものだ。妊娠期間が20日程度ということでハツカネズミと呼ばれるらしいが,道内では人家の近くから山深い奥山まで生息している。牧場の近くの牛の肥育場ではその餌を狙ってちょろちょろと出没していた。一晩トラップをかけたら、6頭のハツカネズミが掛かった日もあった。

ヒメネズミ
ヒメネズミも本州との共通種だ。アカネズミより小型で体長はアカネズミよりも一回り小さい65-100mm,尾は70-100mmだ。

アカネズミ
アカネズミも本州のものとは共通種で、北海道の森の優先種だ。困ったことに他のネズミを捕りたいのだが殆どアカネズミが入ってしまう。そのたびにアカネズミは放獣してトラップはリセットする。毎晩3時間起きの見回りでトラップに入っているなと思って持ってみると、その重さからアカネズミだとすぐわかるほどの体重だ。本州産の体重は約20-60gだが北海道のものは更に大型になる。正に巨漢なのだ。

エゾタヌキーロードキル
大雪山でムクゲネズミのロケが何とか終わったので、天塩のサロベツ湿原に向かった。ご存知,宗谷岬に近い大湿原だ。途中の国道2箇所でエゾタヌキのロードキルを見かけた。北海道でタヌキを見ることはまれだが、道央でも何度か見かけたが、他ではほとんど見かけない。天塩地方もその生息密度は高いのかもしれない。今年は北海道のネズミの繁殖の当たり年らしいから、タヌキたちもそれに釣られて夜な夜な歩いて事故にあってしまうのだろう。悲しい限りだ。

秋鯵
天塩から下がりながら遠別川の堰き止めダムに立ち寄った。今は秋鯵が遡上の真っ只中なのだ。漁協の人が忙しそうに遡上してきた秋鯵を刺し網で捕獲していた。今年はこの川では豊漁だそうだ。なぜここによったかというと羆が出ていないかということだ。漁協の人の話では足跡はついているが昼間はほとんど見かけないよというものだ。川の周りを走ってみたが,秋鯵を食い散らかした後は見つからなかった。カムチャッカの森ではそこかしこに鮭の死体が転がっていたが,ここでは羆も人間が怖くてなかなか出てこないんだろうな、、、羆が鮭を狙うところが見られたらどんなに素晴らしいだろうに。ロシアの森では当たり前だけど。日本ではやれ危険だからって、すぐ規制とかになってしまって余計な、お世話社会の典型だから。見たい人が自己責任で来るのならまったく問題ないのに。野生動物たちと共存するなんていう思慮も知識も、この国には無いからね。邪魔者は排除だけだもの。

      

秋鯵ーその2
更に留萌まで下がった。ここの暑寒別川でも秋鯵の遡上が見られた。天気が悪く波乗りサーフィン状態の秋鯵が道内で唯一見られる場所なのだが、海が荒れてその姿は見られなかった。しかし遡上する姿は撮影することができた。最後の力を振り絞って遡上する姿は、正に圧巻といっても良いだろう。子供たちにぜひ見せてあげてやりたい、日本の野生の一齣だ。北極海を回遊し、体は岩に擦れすでに相当傷ついている。しかしふるさとの川の匂いをちゃんと探し当てて、戻ってくる姿はまさに感動ものだ。しかしやっと遡上した秋鯵も生簀に導かれ、殆どが採卵、加工用に捕まってしまう。正に鮭にとっては不条理以外の何物でもないが、改めて人間たちは命を、いただいて生きているのだ。鮭の産卵にかける執念を見たら人間の子殺しとか、子捨てとかいったい何なんだろうと、考えてしまう。水中撮影はご愛敬と言うことで

秋鯵ーその3
秋鯵の遡上をGO PROで狙った。GO PROでどの程度水中が取れるかのテストを兼ねてだ。その結果水際間じかの絵は素晴らしかったが、水中の絵はだめだ。と言うより、最短距離が遠すぎるのだ。秋鯵の場合カメラは怖がらないからレンズ先から鮭までは30cm無いだろう。そうなると近すぎるのだ。水中では1mはなれるとよほど透明度がよくないとアップは難しい。Full HDにすると画角が確か127度になってしまうのも影響しているのかもしれない。もし180度あれば水中ではかなりワイドになって近接でもいけるのかもしれない。やはりハウジング水中カメラが必滞なのかも知れない。しかし水際の絵は十分使えるものだ。そんな鼻っ作の動画を載せておこう。一脚の先のGO PROをつけて鮭の鼻先に持っていって撮影した。

秋鯵ーその4
秋鯵はこれで最後にしよう。別に魚の写真家ではないから。しかし鮭の動画を撮っていても時間のたつのを忘れるほど夢中になってしまう。カシオEX-F!を使ってハイスピード撮影に挑んだ。このカメラ画期的なのだが、どうしようもなく使い勝手が悪いのだ。全てオートなので逆に困ってしまう.しかもスイッツチを入れなおすと全てリセットされてしまうのだ。まあ普通の人が使うカメラを作るカシオが作るんじゃ、しょうがないだろうな。自前の交換レンズは無いわけだし。こんな機能がついたEOS出してよって話前キャノンに話した。画素数の高画質化なんかあまりいらないから。なぜなら高画質化しても使われる媒体は、A4の本が精精だから必要が無いのだ。高画質化を求めるならがEOS1DSを買えばいい話で、もっと個性的なカメラが私的にはほしいのだが、、、カシオがあの値段の倍でも良いからレンズ交換式のHI speed出してくれたら買いなんだけどな、、、そんな訳で遡上する鮭を狙ってみた。最後の力を振り絞って遡上する秋鯵は正に圧巻。カシオEX-F!だけが写し撮れる世界だ。

ウトナイ湖
小樽港近辺で欧州型のクマネズミのトラップを、小樽市内のさる場所でかけさせてもらいながら、ウトナイ湖に赴いた。3日やってみたがクマネズミは掛からなかった。やはりクマネズミは賢いのだ。私のかけたトラップなどに掛かるような、おろかなクマネズミなんぞ居ないのだ。待っている間ウトナイ湖まで足を伸ばした。別に白鳥も鴨もどうでもいいのだが、ここでの目的はちょっと伏せておこう。宮島沼に飛んで行くのだろうか、夕暮れの頭上を、鴨の編隊が幾重にも越えていった。こちらはこれからまたひと仕事なのだ。

北海道ーネズミ行脚
まさにあっという間の40日。HPの更新も殆ど電気のないところで過ごしたので、まとめてになってしまった。読んでいてくれた読者の皆さんごめんなさい。しかしネズミ類とトガリネズミ形目の目標7種のうち何とか6種はカメラ収めることができた。道からの捕獲許可は10月31日までだから、撮影できなかったカラフトアカネズミは改めて出直しということになりそうだ。2週間で終わるつもりで来たのだが、やはり現実は厳しいのだ。ロケ中、長崎県から許可が出たと連絡が来た。アジアコジネズミ会いに対馬に行かねばならない。元九州大学教授の白石博士にもこの春、センカクセスジネズミの頭骨の標本撮影をお願いしていたのが、ようやく実現できそうだ。対馬の途中に寄ってこよう。セスジネズミは韓国でも撮影しているのだが、尖閣諸島のものは体色が違うと土屋先生は話す。背中の背筋の模様はそれほど変わらないのだが、、、。それにしても自分の領土に調査が行けないっていったいどういうことなんだろう。おそらく中国と何らかの密約があるのではと、勘ぐってしまう。石垣市役所が調査に行きたくても行けない尖閣は、はやり日本の領土ではないのだろうか?

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