北の森にて

7月11日-ジャガイモの花

北の森ではジャガイモが満開だった。モンゴルの草原も広大だが、やはり北の森の広さは日本では別格だ。丁度今はジャガイモの花の季節で、どの畑も見事に満開だ。そんな畑の片隅でキタキツネがチョコント座っていたり、エゾシカが牧草をつまみ食いに出てたりするところが北の森らしい。しかし走っているときにエゾシカが出てくると、ぶつかるのではないかとヒヤヒヤする。1,2mほどの柵をエゾシカは難なく飛び越えて、森に消えた。

7月12日-ヒメヒナコウモリ(国内初記録)-1
昨年ヒメヒナコウモリの集団繁殖しているところが、見つかっているのは知っていたが、丁度北の森から帰ったばかりで昨年は撮影する機会が無かった。根室の知人にその場所を教えてもらい、今年機会があればと思っていたのだ。何せ国内初記録だから、是非撮影したいと思っていた。現場に着くとこの場所を確認されたK博士も調査に来られていた。昨年その件でお尋ねしていたことから、私のことを覚えていてくれた。K博士は現在このコウモリに非常に小型な発信機を付けて、行動を捕捉しようと追跡中とのことで、その調査の邪魔にならないように撮影させてもらった。
ヒメヒナコウモリ Parti-coloured bat Vespertilio murinus

7月13日-ヒメヒナコウモリ-2
ヒナコウモリの仲間は日本各地で見つかっているが、今回のヒメヒナコウモリは国内では初めての記録なのだ。しかもその場所は繁殖場所でもあるのだ。近所の人に聞くと子供のころから見られたのこと、しかしそんな大事なコウモリだとは誰も知る由も無かったわけだ。そこをK博士らがたどり当てたのだから、去年この話を聞いたときはぜひ撮影したいと思っていたのだ。そんな訳で、今日は動画を載せておこう。なお音声は可聴域に変換したヒメヒナコウモリの鳴き声(25000HZ)
ヒメヒナコウモリ Parti-coloured bat Vespertilio murinus

7月14日-ヒメヒナコウモリー3
なかなかアップは早くて撮影ができない。後姿が多いのは午後10時過ぎに戻ってくる個体だ。ヒメヒナコウモリは、約2時間半くらいで最初飛び立ったときから戻ってくるようだ。一体どこがハンティングの場所なのか?それを探るために調査は続けられているわけで、まだ発見には至っていないとK博士は話す。コウモリが飛んでいった方向に、車を走らせ、アンテナで位置を探すのだが、暗闇の中でこの地道な調査が続く。
ヒメヒナコウモリ Parti-coloured bat Vespertilio murinus

7月15日-エゾシカ
コウモリの撮影のあとは北の森の南部に移動した。北の森は南部下がるに連れ、エゾシカと出会う回数が多くなった。逆に言えばぶつかる可能性も大である。あの巨体で飛び出てきたらひとたまりも無い。角の立派なエゾシカに出会った。メスは1頭だけだったから、まだ若い個体なのかもしれない。それでもエゾシカの角は,自分がまさにオスであることを主張していた。ただし北の森では有害鳥獣駆除のため撃たれているから、車を止めるとすぐ逃げてしまう。

7月16日ータンチョウ仔ずれ
北の湿原ではタンチョウのペアーが仔育ての真っ最中だ。あれだけ阿寒の鶴居村でみられたタンチョウも繁殖期には分散し、湿原の藪に紛れ込んでしまう。当然仔ずれは警戒心が強い。キツネがうろちょろしているからそれはそれで仕方がないのだ。キツネだって生きているのだから。昔インドネシアで仔も土オオトカゲの番組を作ったが、食べられてしまうヤギや、シカがかわいそうだって!!!それじゃ何かい。コモドオオトカゲはやっと餌にありついたのに、可愛想じゃないの?人間なんて勝手なもんだね。私だったら良かったねって思うんだけど、、、と言うわけでタンチョウの親子を今日は。
タンチョウ Japanese crane Grus japonensis

7月17日ータンチョウ餌探し
今年の繁殖に失敗しタタンチョウのカップルだろうか?牧場の上で佇んでいた。子供への執着は勿論激しいタンチョウだが、何らかの事故によって子供が、肉食獣の餌になってしまって繁殖に失敗してしまった場合、案外執着は無いようにも思える。むしろサバサバって感じだろうか?ファインダーを覗くとそんな感じがした。牧場の片隅で土を掘り返してはミミズ?だろうか、餌探しをしていた。そんな動画を。
タンチョウ Japanese crane Grus japonensis

7月18日ーエゾタヌキ
エゾタヌキは道央部で多いと聞いたことがあった。冬だが1回だけ見たことがあったが、撮影にまではいたらなかった。本州ではスタジオの庭に出てくるタヌキだが、北の森でその姿を見ることは少ない。あれだけキツネが居たらかなりの部分で競合してしまうのかもしれない。林道を観察していたら気がつかないでこちらに歩いてきた。窓を開けてレンズをあけてすぐさま活写した。
エゾタヌキ Raccoon Dog Nyctereutes procyonides albus

7月19日ーシマフクロウ
アレアレそこにいるのはシマフクロウじゃない? 夕方森を歩いていたら頭上に巨大な影が、、、三脚も持っていなかったので、ぶれてお見苦しい限りだ。群れで飛ぶカラスが、あまりにも小さく見えてしまいもしやと思ったが、やはりそうだった。北の森はこんな出会いが有るから楽しい。やがて彼は闇夜に消えた。円いアンテナの下に止まったのが彼です。黄色でマーキング

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